一般社団法人JASPAR(Japan Automotive Software Platform and Architecture)は、高度化・複雑化する車載電子制御システムのソフトウェアやネットワークの標準化、及び共通利用による開発の効率化と高信頼性確保をめざして2004年 9月に設立された標準化団体です。幹事会員として設立当初から参加している当社は事務局を務め、会議とイベントの運営、会員・資金及び情報の管理、渉外業務などを通じて円滑な活動を支えています。
JASPARには自動車メーカー、サプライヤー、半導体メーカー、組込みソフトウェアメーカなど、カーエレクトロニクスに関わる様々な業種の会員企業から技術者が参画し、車載LAN、ソフトウェア、マイコン及び情報系領域における標準化活動を、海外・国内の関連団体と協調して推進しています。現在、自動車の情報セキュリティ、機能安全、車載LAN、マルチメディアなどの技術分野で検討を行うために、9つのワーキンググループを設けて各参加メンバーが活発な議論を展開。近づきつつある自動運転時代の到来や高度運転支援システムの普及を見据え、「現場で使える」「世界に通用する」をキーワードに、将来のカーエレクトロニクス領域の共通課題を解くための標準化技術確立をめざしてきます。